通訳の仕事に出ると学ぶことがとても多いですね。通訳技能そのものはもちろん、準備の方法や顧客とのやりとり、他の通訳者との協力などさまざまです。通訳の現場は通訳学校の教室よりも学ぶことははるかに多いといえるでしょう。教室は模擬であって本物ではない。
そして、仕事を通して非常に厳しい姿勢で学んでいる通訳者がたくさんいます。私と同時期に通訳学校に通っていた通訳者と同じ現場に出たとき、その方の
「このままでは済ませない」
という気迫に圧倒されたことがあります。
当事者としてかかわる。これには特別な意味があります。