50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2016-12-05 スポーツからの学び

通訳は演劇や音楽演奏、武術といった時間の流れと共に生まれて消えていく芸に近いと思っています。

これに運動も加えるべきですね。

最近ではリオデジャネイロオリンピックでのバドミントン女子ダブルス。日本の髙橋・松友組の最終セットは鬼気迫るものがありました。どんなシャトルが飛んできても受ける・返す・点を取るという精神力がどれだけ大切かが痛いほどわかります。それと同時にその気力をシャトルに乗せる技術も欠かせません。

なんだか通訳に似ていませんか。


縁あって集団球技の最高レベルの試合を眼前(プレス席)で見る機会がありました。困難な状況に押し込められたときの反撃を見ると、見ているこちらの呼吸が浅くなってしまいます。「攻撃をかわせてよかった」「はね返せてもうけもの」という安堵感はないのですね。防御は必ず攻撃につながらなければならない。なんとかして自分が強い形に持って行こうとする気迫がすごい。

 

※ 意図的に具体的な内容を書いていないときがあります(例:「非常に参考になりました」「集団球技」)。業務上の守秘や著作権、商業上の秘密がかかわっている場合ですのでご了承を…。