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50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2016-12-03 心にしみる

同じことばを聞いても、聞く時と場合とで受け取る重みが大きく違いますね。最近それを体験しました。

インタースクールでお世話になった講師の1人は折に触れて以下のことを口にしていた気がします。

  • 先を行く者は、続く者に道を残すものだ。
  • 先人が付けた道があるから、後進はさらに遠くに行けるし、行かねばならない。
  • 先人は後進に追いつかれるのか・追い越されるのかといったことを気にすることはない。ただ自分の仕事をせよ。

なるほどね、と思いつつ聞いていましたが、私は本当のところはわかっていなかったようです。


先日この講師と並んで仕事をしたとき、
「私はここに座るまで、ずいぶん長い年月がかかりました」
「Shiraさんはかなり短い時間でここまで来ましたね」
と何気なくおっしゃるのを聞きました。

そこには
「私は苦労をした。あなたはどうですか」
「そんなに甘いものではないんですよ」
という問いも非難の気配もまったくありません。
純粋に
「あなたは早くてよかったね」
「そこに講師・通訳者として関われてよかった」
という気持ちしか伝わってこない。


より高度な仕事・満足感を得られる仕事をするのが通訳者にとり良いことであり、それが業界の発展につながるのだろうというまっすぐな心。自分がしてきた苦労は後進には関係ない。

「他人のことは(とりあえず)どうでもいい」
「自分の苦労を宣伝して回ったり他人に押し付けたりしない」
という考え・行動は、純粋で高邁な精神の発露だったのです。

 


チーズナン・ガーリックナン・カブリナンなど、いろいろな「色物」ナンがあります。この日は「マサラナン」。じゃがいものマッシュに野菜を入れた餡をナンに仕込んで焼きます。生地の伸ばし方が上手ですね。

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※ カブリって、Kabuli = 「カーブルの」なんですね。なぜか日本では Kabul が「カブール」になってしまいましたが…。