このブログでは何度か
「通訳者になるための学習に費やす時間は短くしたい」
と書いてきましたが、ものごとは一足飛びとはいきません。進む先にドアがあったら、一つずつ開けていくことになります。その過程でなるべく効率を上げようとは考えますが、目の前のドアとその先のドアとに同時に手を掛けることはできません。
通訳学校の授業に出たなら、そこで何に気づくべきなのか、今後のために何をすべきかを追求する。通訳の仕事に出たら、よかったこと・直すべきことを考える。そして次の機会を生かすようにする。
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お世話になっているエージェントから良い機会をいただき、なかなか手ごたえのある仕事を続けて担当することができました。できる限りの準備をし、覚悟を決めて臨むしかありません。そうしてこそ
・今後は準備をどうするか
・話者の発言をどう追いかけるか
・聞きやすい訳をどう出すか
・顧客に価値を提供できたのか
・「ダメージコントロール」(注)をどうするか
といったことを学べるのだと思います。
今日の1回を着実に噛みしめないと次へは進めない。そんなことを改めて感じています。
※ ダメージコントロール:通訳でうまくいかない部分があったら、少なくとも顧客に誤った情報が渡らないようにする。もし可能なら通訳者の評価がなるべく下がらないように手を打つ(文章として完結させる・合間に説明を割り込ませる、等)。
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家の裏の散歩道にて。