50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2016-10-12 いろいろなところでつながっている

首都圏をずいぶん離れた現場で通訳をしたら、通訳を発注した企業がその顧客の本社で会議をすることになり、通訳者として呼んでもらったことがあります。ヘルメットをかぶって水たまりをよけて歩いていた通訳者が革張り椅子の会議室に進出です。

作業レベルの定期的な打合せの通訳をしていたら、トップマネジメントの重要な会議につながったこともありました。

発注者からすれば、自社やプロジェクト、商談のことがわかっている通訳者のほうが他の社内会議にも好ましい。ただし、通訳者の仕事に(それなりに)満足していればこそです。日常で小さな不安・不満が重なっていれば
「こんどは重要だから、格上の通訳者を手配してもらおう」
ということになりかねません。

できるだけの準備をし、心を尽くして訳し、顧客の満足を考えて仕事をする。そこから先は顧客の領域です。どう評価されているのかはなかなかわかりません。それでもわずかな情報から顧客の要請をくみ取り、不満を察知して改善していきます。通訳者はプロの商人(あきんど)。そして、通訳の場はボクシングにも似て、1回KO負けが起こりえます。そうなればその顧客をほぼ永遠に失ってしまいます。

 


質素な昼食。マトンとじゃがいものカレーにタンドールで焼いたロティ(未発酵薄焼き全粒粉パン)。コーラが付いて 500円です(パキスタンでは食事の飲み物としてコーラが人気)。飽きのこないおいしさ。

f:id:shira-j:20161011204843j:plain