50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2016-09-11 パナガイドのアンテナなど(2)

ひとつ書き忘れました。偏波についてです。

電波には水平偏波・垂直偏波・回転偏波があります。

パナガイドの送信機を立てておくとアンテナが地表に対して垂直となり、垂直偏波で送信されます。この場合受信側もアンテナを立てておくと良好な通信ができます。

通訳者がパナガイド送信機を手に持って垂直偏波で電波を送り、着席している聴衆はパナガイドを机に寝かせ、アンテナが水平偏波用になっている場合をよく見かけます。この場合の伝送損失は -15dB にも達します。タテに長い照明をヨコに長い隙間から見るような感じです。

私もアマチュア無線局を運用していたので技術者の気持ちはよくわかるのですが、偏波を考えないアンテナ設置は技術者に
「見るだけで精神的な苦痛」
をもたらします。ブレーキをかけながら自転車をこいでいるように見えちゃいます。あるいはスプーンでそばを食べ、箸でスープを飲むみたいな…。

もっとも、これは電気通信、それも無線関係の人だけの話です。通信距離がせいぜい 20m ですから、偏波の相違があってもまず問題ありません。トリビアとして心の隅に置いておきましょう。

でも、先日の会議では会議室を見回して、ほとんどのパナガイドが横倒しだったので私は送信機を横に構えて操作していました。