50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2016-06-13 通訳者への道(2)

昨日の続きです。

私自身、英語のレベルはTOEIC850ほどしかありません。そんななか、通訳に少しでも近づきたいとう思いから、リテンションをして訳出することを最近やってみているのですが、記憶力が本当に絶望的で、ものすごいゆっくりな一文でもかなり苦労します。

リテンション(一時記憶)は構文の解析力や文の内容理解(外国語として、また、内容そのものとして)に大きく依存するので、ゆっくりな1文でも苦労する場合には英語として(あるいは日本語でも?)十分な速度で理解ができていないのではないかと思います。

自分の中で、現段階の英語の実力で、これは意味があるのかと思い始めています。この程度の僕の英語レベルなら、まずは通訳などを意識せずに、純粋に英語の勉強をやって、ある程度の実力が付いたら、通訳演習に移るというほうがいいのでしょうか? 

 この点については私の答えははっきりしていて、
「そのとおり」
と申し上げておきます。以下の記事は有益だと思います。
関西大学 染谷教授の記事 日本における通訳者訓練の問題点と通訳訓練に必要な語学力の基準
・ayaeda さんの記事 FAQのページ(特に「選択」に関するご質問一般について

英語の学習と通訳の訓練とは重なる部分もありますが、英語の学習のほうが範囲が広く、後々になって大きな影響があると思っています。

「明日受験してください」と突然言われて TOEIC なら 970 、英検なら1級を取れるくらいになれば通訳の練習をするうえで能率が良くなると思います。その前に通訳学習という「雑音」を入れると問題を複雑にしてしまう気がします(学習法については情報過多ともいえる状況なので)。

ただ、人によっては通訳技能の向上と英語運用能力の訓練とを同時に進めたほうが合っているということもあるかもしれません。この点は自分で試してみるか、直感に従うしかないですね。

 

家の裏の散歩道にはあじさいも咲きます。

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