なぜ通訳者は世に出られるのか。
人それぞれだと思います。私の場合の要因をいくつか(学習面以外に)。
- 周囲から強い反対がなかった。これはひょっとすると最も大切かもしれません。その反面プレッシャーもありますが…。
- しばらくの間は低収入に耐える見込みがあった。これは本当に大切。
- 学校で事務窓口・講師・仲間との良い出会い。終わった後のお茶など一切なしだけど、連帯感がありました。
- 通訳業務の照会を受ければ必ず受託する「使い勝手のよい通訳者」であるよう努めました。安くても遠くても単調でも厳しくても。
- 主に取引する通訳エージェントが経験に合った業務を段階的に紹介してくれました。4. で 貸しを作れば かわいい通訳者になれば、エージェントも人の子、返ってきます。
特に 5. はよちよち歩きの通訳者にとって非常に重要でした。ブログ「たんのだんのブログ」の記事 くだまき八兵衛: 通訳編 のとおりです。
通訳経歴書を提出させ、経験豊富な人だけを登録させるのであれば、誰でも出来る。
そうじゃなくて、いいモノを持っているのに、なかなか花が開かずに燻っている人を手助けするのがいいエージェントだと思う。
※注:私の登録先は引用したブログに示されているエージェントではありません。
特に 2015年の後半からの業務照会は
「じゃ、次、これはどうですか?」
という意図のようなものを感じます。
通訳エージェント併設の学校の利点は(私の場合)相当大きいものでした。
遠隔地の夜勤も経験しました。変則的な睡眠時間をリセットするには南インド料理に限ります。