業務によっては顧客や通訳エージェンシーから用語集の提供があります。そして、語数がとんでもなく多いときも珍しくありません。
用語集を見ると
「覚えなければ」
と反射的に思ってしまうのですが、その前に
「どれが(通訳の場で)必要になるのだろう」
と考えてみるのも大切でしょう。
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各種資料の翻訳に使った用語集をそのまま通訳者に示してくれるときもよくあります。文書用の用語集に圧倒されてしまうと精神衛生上よくありません。
用語集を読んだり作ったりする前に、その日の仕事の流れ・目的を考え、どんなやりとりがあるかを想像してみます。
「会議の場で(人間の口から)こんな用語はきっと出てこない」
と想像して準備の優先順位を変更したこともありました。
想像が外れるときもありますが、頭を働かせないよりは次につながる知恵が付くんじゃないかと…。
桜が散り始め、緑の出番です。いつもの散歩道にて。