50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2016-04-08 営業担当者として

業界上位の名門企業で営業職を体験できるとしたら、どうでしょう。


大手通訳仲介業(エージェント)に登録して通訳者として現場に出向くとき、私はそのエージェントの代表として来ていると思っています。

通訳を発注するフツーの人にとって通訳者が個人事業主であることなど知ったことではありません。通訳者がエージェント名の入った名刺を出せば、「そのカイシャの人」だと思われます。会社員は世の中の人すべてがカイシャインだと思ってますから。

それはそれでよし。


「よろしくお願いします」
とあいさつする通訳者はたくさんいると思いますが、私は必ず
「このたびはご用命ありがとうございます」
と言い添えます。

なぜか。相手の人は発注した相手からそう言われることに慣れているからです(注)。

業務が終わった後も
「お世話になりました」
に加えて
「ぜひまたのご用命を」
と言ってしまいますね。
「パンフレットの英語版がなくてねぇ」
などと聞いたらシメタもの。さりげなく翻訳サービスも売り込んじゃいます。


こうしたことが正しいかどうかはわかりません。人によって通訳者の業務範囲の解釈はいろいろあるでしょう。上記の例は単に私が自分の利益のためにしていることです。現にこうした取り組みで追加発注を勝ち取ったいただいたこともありました。顧客よし・エージェントよし・通訳者よし、の「三方よし」です。


あ、売り込むかどうかはその日の通訳の出来と相手の顔色を考えてからですね。もちろん…。

 

※ 注 日本の建設業界では書類送付状の冒頭は「この度は工事をご下命いただきありがたく厚く御礼申し上げます」です。LINE世代の人は明治時代的!と思うかもしれませんね。