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50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2016-03-24 同時通訳練習--詳細まで

日本企業の決算発表音声を題材に同時通訳の練習をしてみました。

話者が原稿をどんどん読んでいく部分はつらいですね。特に数字。2兆7千50億円などと続けて言われると追いつけなくなりそうです(trillion・billion と発声するのに必要な時間が惜しい)。

質疑応答になると速さの問題は減りますが、こんどは内容の理解がたいへん。その場で質問するので問いは日本語として練られていませんし、回答はときとして的外れだったり意図的に直答を避けたり。


この数日の練習でなんとなく考えるようになったことがあります。話者が一気にいろいろと話すときでも通訳者は頭の中で「翻訳クオリティ」に近い訳を用意しつつ、そこから自分の信念に基づいて簡明な訳を口に出す。時間が許せば完全な訳を出せるつもりがないとウソの訳になるな、ということ。