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50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2016-03-16 周囲の人も変わってくる

最近仕事で様々な通訳者とご一緒しました。少しずつ知っている人が増えてくるのですが、そうするとそうした人との共通の知人も多くなります。
「ああ、Aさんとは私も XX の仕事で一緒でしたよ」
という具合です。

以前は出会う方は経験年数がさほど長くない方でしたが、最近は10年以上経験のある方にもよくお会いします。経験した現場の数が多くなったということなのでしょう。

危なげのない訳をなめらかに出していく方には共通点があります。「大人っぽい英語・日本語」が出てきてもそれに見合った洗練された表現で訳出するのです。訳出に勢いがあります。話者が詰まったり言い直したりしていないのですから、訳もなめらかであるべき。この当然のことが高い水準で保たれています。通訳学校の中級程度との実力の差は 1,000 倍くらいじゃないか、と思うときもあります。

どうしたらそんな訳が出るのだろうと思っていましたが、なんとなく第一の手がかりがつかめてきました。話者の話を聞くときの集中力が並大抵ではない。それこそ体全体がパラボラアンテナになったような感じで注意力を向けています。通訳者は in the zone という状態になっています。

良い訳を出すにはまずしっかりと聞き、瞬時に反応する必要があるのですね。