50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2015-12-27 皮肉なこと

以前の勤務先にいる間に社会保険労務士の資格を取得し、8年間会社に社会保険労務士会費を負担してもらって登録していました(都道府県の社会保険労務士会入会が登録の条件)。

通訳者として仕事に出て1年8か月ほどになりますが、労働法社会保険の知識が役立ったことはまだありません。通訳業務発生の可能性としては外国企業が日本の会社の経営権を得て人事制度を変更するときくらいでしょうか。まあ、そのうちそんな仕事にも巡りあうと思います。

通訳で非常に役立ってきたのが技術系の知識です。

  1. 小学生・中学生のときに学習したアマチュア無線の電子工学
  2. 自動車の技術雑誌で得た知識
  3. 以前の職場(建築設備)の技術的知識

若いときに学んだことは文字どおり「脳に刷り込まれて」いるので話を聞いた瞬間に内容が把握できてずいぶん助かりました。顧客にも
「この通訳者はわかって話をしている」
というのはすぐに伝わるらしく、通訳の最初の数分で信頼を寄せていたけるのがわかります。

仕事のためにかなりの労力を投じて身に付けた知識ではなく、好きで学んだことが(いまのところ)役立っているというのも不思議です。

世の中に「むだなこと」はそうそうないものだと改めて思います。