自分の愚かさに少々苦笑してしまいました。
ノートは記憶を呼び起こすきっかけとして使い、ノートの字句を追うというよりはノート全体を「ながめる」ようにして訳出を構成する。この課題に何年も取り組んでいてわずかばかりの進歩がありました。
しかし、難易度の高い逐次通訳を先日担当して
「できていない」
と感じます。
そこで思い当たった当然のこと。課題は1つの「もの」ではなく、広がりのある「概念」。小さい範囲でうまくいっても、大きい範囲ではまだまだ。様々な課題は融通無碍に姿と大きさとを変えて立ちはだかる。