50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2015-10-18 You are what you eat.

BBC World Service のポッドキャストを聞き取り・同時通訳の練習材料にする生活をずいぶん続けてきました。内容に興味深いものが多く、「味のある」表現や声のアナウンサーが多くて楽しいのです。

ただ、こうした「マイクの前で話すことが職業」の人の声ばかり聞いていると、そうでない人が話す音声の聞き取りのときに苦労することもありそうです。私の場合どうもそのようです。練習すると練習した箇所が強くなる。You are what you eat.

通訳業務ではいろいろな声を聞いていきます。 

  • 早口
  • 発音が不明瞭
  • 考えがまとまらないうちに話し始める
  • 他人が割って入る
  • 専門用語・略語だらけ
  • 「コレはアレと違うから例のほうも考えとけ!」

こうした音声は通訳学校ではほとんど扱いません。フォーマル・セミフォーマルな場を中心に通訳してきた通訳者が混沌としたところに突然投げ込まれると相当苦労します。いっぽう、社内通訳はこうした日々のやりとりを経験する絶好の仕事だと思います。

私は組織内で一定期間通訳をした経験がなかったので、「ぐじゃぐじゃ」・「もごもご」・「わーわー」に耐性が低いことがよーくわかりました。

練習材料を少し変えてみようと思います。YouTube でなるべくくつろいだ座談会やインタビューを探してみたらけっこうありますね。それを MP3 音声に変換してダウンロードして聞いてみましょうか。


通訳者は今日も明日もこういうのを通訳しているんです…という例をいくつか。想像してみてください。
「だいじょうぶ、聞こえたとおりに通訳してくれればいいから!」
と会議室に引っ張られ、ヘッドフォンからこんな話が聞こえてきて、目の前のお客さんがこっちを見ている状況を…。

Impairment Loss Accounting

Introduction to OFDM and Multi-Carrier Modulation

※ この例は私の業務に一切関係ありません。会計や電気通信は専門性が高く通訳のかかわる機会も多そうですので例に挙げてみました。