50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2015-09-14 疲れる前に休め

以前(2009-2013)スクーターに乗っていました。あるとき、ブログで知り合った二輪仲間と数台で出かけました。そのときのリーダー役がかなりこまめに休息を提案します。だいたい1時間に1回の小休止。私のそれまでのスタイルは2~3時間に1回でした。

その日走り終わってわかったのですが、はっきりと疲労が少ない。ようやく思い当たりました。
「疲れて休みを取るんじゃなくて、疲れないように休むんだ」
ということが…。


交渉の通訳が長引くこともあるかもしれません。そうすると困った現象が生じます。

話の内容はだんだんと深みを増し、さまざまな代案や駆け引きも出てきます。さらに当事者は疲れてきて発言が理路整然としない場合も増えます。

いっぽう、通訳者も疲れてきます。大げさに示すとこんな感じかと…。

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疲れる前に休む算段をしないとまずいですね。話の隙間で
「今日はXX時までと聞いて来ております。延長のお申し出は受けますが、以後1時間ごとに短い休みを入れていただけますと通訳の質が保てるかと思います」
と伝える必要がありそうです(「疲れるから休ませろ」ではなく、「休ませると良いことがありますよ」と伝えるのがコツかと)。そして、実は交渉の当事者も心を静める時間ができて良い結果になるかもしれません。