通訳者がよくわかっている分野の話で、ありがちな展開となるときもあります。内容を追いかける負荷が少なくなるだけ訳出もたやすくなるのは間違いありません。
ただし、こうしたときに特有の危険もありそうです。
- 原発言にない情報を加えてしまう(無意識だったり親切心だったり)
- (自分にとってよくわかっている)情報を省略してしまう
- 通訳者の考えで「色をつけて」しまう
「あ、これは楽だ」
「いただき~」
というときこそ、その余裕を生かして話者にさらに寄り添い、より洗練された表現をする機会にしようと思いました。