50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2015-03-16 ガリガリのエゴイストでいこう

通訳学校の上級に通いつつ社内通訳者として仕事をしている人の中には、通訳以外の業務(通訳に付随する業務、その他)を任されると
「通訳として来ていますので、それはいたしかねます」
と断る人がいるそうです。それも1人2人ではないらしい。

場合によっては断るのも必要でしょうけれども、自分のキャリア形成を全体として見た場合にはそうした仕事をするのが有用ということもあるはずです。会社にとって便利な人・コワくない人には仕事を頼みやすい。そしてその仕事には通訳業務も含まれています。その通訳業務には今より一段上のものが含まれるかもしれません。


他人を責めるタイプの人もいますね。顧客やエージェントをよく言わない人って、たしかに存在するらしい。クラスの仲間に対してもクラス後のお茶などの「欠席裁判」で非難がましいことを他人に言って回る人がいるとか。


こうした人たちには「エゴイスト度」が足りない。書き間違いではないですよ。矛盾して聞こえるかもしれませんが、自分の利益を中心に考えたら、
「他人を非難しても自分にとっての利益は何もない(害はある)」
ことに気づくはずなんです。


人格者になるのは簡単ではないかもしれませんが、形から入ることはできます。仕事を選ばず、学習は熱心に、そして他人の悪口は一切言わない。これを続けると良いことがきっとあります。