50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2015-02-13 守秘とインターネット上の情報発信について(2)

インターネットに不用意な発言・写真等を掲載すると思わぬ問題が生じる可能性を昨日書きました。

もう一つ見逃せない危険があります。

悪意や敵意を持った相手からの攻撃材料になる可能性があることです。

再び例を挙げてみます。

「アイツは通訳学校のことなどをエラそうにブログに書いてなんとなく気に入らない。先日通訳している現場を見かけたけど、ぜんぜんたいしたことないじゃないか」
などと思う人が出てくる可能性も皆無ではありません。
「人を殺してみたかった」
といって殺人事件が起こる世の中です。

過去の書き込みはそうした人がネガティブキャンペーンや攻撃をする絶好の材料になります。記事を削除したりブログファイルを丸ごと削除したくらいでは防げません。過去のブログファイルなど簡単に手に入りますから…。

会社勤務の場合でも、経営陣が入れ替わるとか買収された等で人員整理をするとき、業務関連の不用意な発言は社員を責める材料になります。
「アイツの弱点を洗え」
となったら簡単な標的(a sitting duck)になります。実際にこうしたことは多く起こっていて、訴訟にも発展した例があります。

自分の身は自分で守るしかありません。デジタル情報は永遠に残り、複製・配布がいくらでも可能なことも意識しておくべきですね。

※ 昨日の書き込みに追記をしました。最下部です。