50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2014-09-29 モテ期到来?

秋の会議・商談シーズンと共に、通訳エージェントからの引き合いがポツポツと。すでにいただいたお話の再発注もあり、気づいたら手帳がかなり通訳業務で埋まっています。

エージェントも自社の経歴データベースを参照しているようで、業務内容は私が最近担当した分野に関連していますね。

学校での訓練を最優先するのが基本方針なので、経歴書はどこにも出していません(将来のために原稿は更新していますが)。それにもかかわらずいただいたお話ですので、ご縁だと思って請けていきたいとも思います。

まだ報酬が高くない業務が多いのですが、なんとか這い上がって単価を上げていきましょう。


通訳業務を始めようとする人に一番大切なのは、実は
availability
ではないかと思います。その日・その時間に現場に行ければ、それだけで競争で優位になるんです。私も自宅で翻訳等をしていて、期間限定で収入減に備えることができたために通訳業務を請け負うことができました。


・経歴がないからデビューできない。
・デビューできないから経歴が増えない。
良く知られたこの Catch-22 な状況ですが、これは、
・他の仕事をしているから通訳に出られない
・通訳に出られないから今の仕事をやめられない
ということととても似ています。

それではどうするか。自分の望みと置かれた環境とを考えて、自ら考えて選ぶことになりますね。結果を引き受ける覚悟で。ただし、その際に周囲の "been there, done that" な方たちの話を直接聞くととても参考になりますし、意外な道が開けることがあります。「直接」というのが鍵で、インタビュー記事やブログを読んでわかることは 1/10 もないような感じがします。

社内通訳者という選択は実力をつけるためにかなりいいな、と感じます(私には年齢面で難しいのですが)。ただ、需給関係によるのか、かなり低い報酬で募集が出ていて驚くときがありますね…。