生産施設や商談での通訳ではそこそこ良い評価をいただけているようです。
通訳技能はまだまだですが、なぜそうなるのか。
おそらく以下のようなことだと思います。
- 場面に適した、こなれた日本語がなめらかに出る(会社勤め長いので)
- 「あー」や「えー」を一切言わない(日・英)
- 技術や法律の話にかなりついていける(訳語が適切)
- 通訳以外の雑談で政治・経済・文化が話題になると、顧客が「この通訳者は大丈夫」と思い込む(The Economist と BBC とのおかげです)
いっぽう、短期記憶は不足気味で、なるべく短めに切って話してもらうこともあります。これは通訳者としては困ったことですね。話者にとって自然な切れ目というものがあるのですから…。また、英語の聞き取りで確信が持てないときもありました。
弱点は克服していかねばなりません。いっぽう、上記に挙げた強みらしきものはどうでしょうか。直接の狭義の通訳力ではありませんし、あまり自慢になるようなものでもありません。それでも何らかの役に立っているのですから、卑下することなく自然に生かしていければいいな、と思います。通訳する能力は「人間まるごと」で決まるような気がします。
さて、日課の英語の練習とリプロダクションをするとしましょう。