50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2014-06-29 自分の声

同時通訳の練習をして、自分の訳出をじっくりと聞いてみました。
まずは英→日(EJ)です。

・以前に顕著だった声のうわずり・不明瞭さはかなり少なくなった
・まれに音素レベルの言い間違いがある
 「取り組んでまいりました」を「取り組んでまいりまた」、等
・「えー」「あー」といった不要な音は何度録音しても皆無
・発話を始めようかと逡巡して、呼吸音が出てしまう
 (無音区間に「ハッ」という息を飲むような弱い音が入ってしまう)

全般的にゴツゴツしています。聞き手に通訳者の緊張が伝わり、ちょっと心配するかもしれません。


声に少し表情を付けると上記の問題はかなり解決の方向に向かいます。このブログで何度か書いていますが、
「あなたに向けて話していますよ」
という意識を持つと声に暖かみが加わるだけではなく、流れも自然になりますね。原則として淡々と元発言者の後を追うのですが、
「大きな進展がありました」
といった文脈では、通訳者の声にも
「やりました~。よかったね」
という色を少し付ける気持ちのほうがうまくいくようです。残念な内容なら
「残念ながら…」
という雰囲気を少し出して。

※ 「えー」「あー」が完全に消えたのに自分でも少々感心しています。
1.自分の癖に気づいて
2.練習時に1回は思い出して
3.自分の声を録音して確認する
これを続けていると高い確率で消し去ることができそうですよ。

まず沈黙を恐れずに不要な声を消します。次の段階として沈黙が目立たないように気持ちのうえではゆったり話すようにすると良いようです(実際にはゆっくりしている余裕はないのですが)。