通訳学校の講師が最近のご自身の仕事について少し話してくれました。
今まで長い間通訳をしてきたけれども、最近の仕事でまた通訳技能の新しい局面を体験した気がするとのこと。
どんな仕事であれ、「これで完成」ということはないのですね。そうした思いを受講生に伝えてくれる姿勢に誠実さを強く感じました。同時に「技の道」は細くて折れ曲がっていて大変だろうと改めて思います。
「この練習は、こうして行うものだ」
「この技術は、もう手の内にした」
「この仕事は、だいたいこういうものだ」
自分の心の中で区切りをつけてしまうと、さらに先を見る目が曇ってしまうかもしれません。