船橋洋一の記録作品を読んでいます。
「ザ・ペニンシュラ・クエスチョン」
(日本と北朝鮮との外交記録)
「カウントダウン・メルトダウン」
(東電福島第一発電所事故の記録)
外務省や東電、中央官庁、地方自治体の職員その他の方々の仕事ぶりを読んで、通訳訓練はなんと恵まれているかと思います。自分の実力・努力でなんとかなる部分が多く、横やりや周囲の圧力が急に出現したり、自分の行動がとんでもない結末につながるということがありません。
訓練中は自分の不始末は自分で引き受けることができるんです。報酬を受ける側ではなく、払う側ですからね…。
自分が今していることは「借り物の場所、借り物の時間」(注)でのこと。意識して取り組みます。
注:"a borrowed place on borrowed time" (A Many-Splendoured Thing, Han Suyin, 慕情 深町真理子訳)