今は昔…
勤務していたエンジニアリング会社がサイパン島に事務所を出し、その会計担当として生まれて初めて飛行機に乗って出張しました(国内線を使ったことがありませんでした)。コンチネンタルミクロネシア航空(2010年にコンチネンタル航空に統合)で、機材は B-727 です。当時25歳だったはず。
打ち合わせをすべき会計士が隣のグアムにいるというので、自分で航空券を買い、ホテルを予約して訪ねました。英語が母語の人と電話で話をしたのはこれが最初だったと思います。航空券の価格はまだ憶えています。窓口の人が
「ワン・テン」
と言いました。
「ああ、$110 はこう言うのか」
と思いました。
暑いのにネクタイを締めて事務所に行ったら、会計士はポロシャツ。ここはグアムなのでした…。私のつたない英語でもなんとか用が足せ、
「英語で仕事をしなければならないんだ」
と思いを新たにしました。
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サイパンには2泊程度の出張を2回だったと思います。そして1987-1990年の2年10ヶ月間英領香港(当時)に駐在しました。現地採用の社員とは英語ですので、米国の財務会計教科書を香港大学で買って勉強しました。
その後は日本で会計・資金運用、人事を担当して、会計の英語を直接扱うことはほとんどありませんでした。
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そして2013年にIR通訳の講座で英語の会計用語に再会です。不思議な縁を感じます。
Apple 社の創業者 Steve Jobs は Stanford 大学の卒業式のスピーチで
“You can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.と言いましたが、そのとおりですね。
※ 飛行機の写真は個人サイト「乗り物ギャラリー」を参照しています。制作者にはお礼を申し上げます。