50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2014-05-13 資料があったらしっかり使う

通訳学校での授業が始まりました。

第1回・第2回の教材(英語→日本語)は内容がなかなか手強く、聞いた人が
「なるほど」
とわかる訳を出すことがなかなかできませんでした。

日常接することがない話なので、難しく感じるのは自然なことです。しかし、それなりに難しい話だからこそ顧客はお金を払って通訳者を使ってくれる…。


今回の教材は難しいながらも
「慣れてくればわかる」
という感触がありました。興味を持てる分野でもあります。また、内容はごく一般的・基礎的で、しっかり練習すれば今後「使い回し」が効きそうです。

講師は
「英日の通訳練習は日英に使う自然な表現を仕入れる場でもある」
と説くのですが、これは大切ですね。通訳するだけではなく「英語の学習」として教材に当たっておくことも大切だと思います。


今回の反省は1回目に渡された資料を十分に予習に使わなかったことです。プレゼンテーションのスライドがあったので、それを元に自分で内容を想定して模擬発表をしておくべきでした(スピーカーになりきって)。見る・読むだけでは本当のところがわからない。能動的に使ってこそ有効な準備ができると思います。このことは前の学期でも経験したのですが、人間って懲りないもので…。