2014-04-28 の記事に書いたように顔見知りの受講生も増え、時限の合間には多くの人とあいさつを交わします。最近はこのブログを先に知った方から声をかけていただくこともあります(某クラス初日、当日初顔合わせで同じ机に並んだ3人が皆読者だったとか…)。
それだけ長く通い、長くブログを書いたのですね。これは…ヤバイ。
2014年4月期からの「プロ速成科」は1年課程ですから、都合3年は通うことになります(もっと通いそうだ、と言ったら講師に叱られました)。
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良い教材を使い、志を同じくする仲間に出会い、必要な水準を示してくれる講師がいて、たまには仕事を紹介してくれるのですから、(厳しさはあれど)悪い場所であるはずがありません。
そうであっても、この場所の本質は短期滞在。
ホテルみたいなあたしん家(ち)生きるためにはチェックアウトしないと。
早くチェックアウトして「生き」たい
(川本真琴 やきそばパン)
速成科の担当講師は
「ここにいる皆さんにとって、これが最後の学期です」
という意味の発言をしました。
「戻ってくるなら、講師として戻ってください」
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そして、これがあてはまるのは速成科や上級の課程だけではないのだ、と思います。準備科や入門科という名称のクラスも、その本質は「速成科」だととらえる必要がある。先は少しだけ長いかもしれませんが、必要な技能を身に付けることに変わりはありませんね。職業通訳者を目指す人は、
「通訳学校のクラス・コースはすべて『速成科』なのだ」
と考えているか、無意識であっても行動がそうなっているのではないでしょうか(結果としての通学期間は大きく違うとしても)。振り返ってみると、私はそこまで思いが至らなかったかもしれません。