練習をして歯が立たなかったら、同じ練習を繰り返しても(多くの場合)できるようにはならない。方法を変えてみる必要があります。
2014-02-22 同時通訳の練習が苦しい で苦労していると書きましたが、練習方法を考えてみました。
1.まず「これならできる」という材料を使って同時通訳を続ける感触を得る。
2.それから難易度を少しずつ増していく。
難しい材料に挑んで何度も途中で止めて繰り返すのは良くないことに気づきました。少しずつ遅れたり、難しい箇所で引っかかったりして
「あー、だめだ。もう一度」
と音源を止めてしまうと、いつまでたっても「巡行」の感覚をつかめません。ピアノの練習で本番のテンポで弾いていつも同じところでひっかかってしまうのと同じです。こうしたときにはテンポを思い切って落とすか、リズムを変えて練習する必要があります。
負荷のやや軽い教材で15分くらいまで続ける練習を組み込むべきでしょうね。
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こんな当然のことでも、通訳訓練というなじみの少ない分野では思いつきにくくなってしまうものです。一歩引いて、お茶を飲んで、作戦を考えて、それからどんどん練習することにします。