pull 型 と push 型 との長所・短所は裏返しの関係で、どちらが一方的に良いとはいえませんね…。
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引き続き逐次通訳を録音して聞いています。
瞬時に訳文を決めていないことが伝わってきます。部品と部品とをつなぎ合わせて訳文を「作っている」ことが聞いていてわかってしまいます。別の表現をすると「謎解きをしている」ことがバレてしまうのです。
原文が短いときにはほとんど目立ちません。原文が長くなり、内容に出てくる概念・名称が多くなると加速度的に苦しそうになったり正確さが失われてきたりします。ノートを見て文を組み立てるのなら良いのですが、ノートを「追おう」としているのは問題ですね。
メモは読まないこと。なるべく「俯瞰的に」「眺める」ようにしてください © 丸尾一平さん元発言者が言いたいことを通訳者が自分のことばで(こなれた表現・自然な流れで)伝えるにはどうしたら良いか。通訳の練習には理屈では解決できない要素が多いので、考え込まない程度に意識して、とにかく練習ですね。ただし結果を点検するという PDCA 的な考えはしっかり持っていたいと思います。