50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2014-01-26 取り組み方

ブログ記事に日付を書くときに「26日」とタイプしてちょっとびっくりです。ついこの前まで新年の挨拶をしていたのですが…。


通訳学校の仲間に伝統文化に取り組んでいる方がいるのですが、お話を聞いて私にも思い当たることがありました。

「始めてしばらくすると、いろいろわかってくる楽しさがある。技巧も気になってかなり熱心に取り組む」

「長く続けていると、そうした熱が抜けてきて、もっと自然体で楽しめるようになる気がする」

私も以前に楽器の手ほどきを受けたときに同じような経験をしました。中断を決めたとき、師匠は
「少し疲れてしまったのかもしれませんね」
と言いました。たぶんそのとおりだったのだと思います。


通訳技能の練習でも同じようなことがありそうです。学校という未知の環境。シャドウィング、クイックリスポンス、リプロダクションといった新しい用語。ノート取りのように「方法をつかめばできそうなこと」。こうしたことがもたらす一種の高揚感が存在します。

いわば「珍しさ」。これが「苦しさ」になったり「楽しさ」になったりして、クラスの仲間が言ったように自然体になる頃が(私にとっては)本格的な訓練の出発点なのかもしれません。