50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2013-11-09 英語は後からついてくる

朝日新聞の日曜版 Globe に〈突破する力〉という欄があります。
各界で顕著な業績を上げた人・上げつつある人をとりあげ、その「突破する力」はどのようなものかを尋ねていきます。

前もって朝日新聞社が用意した以下の10の要素を示し、順位を付してもらっています。
行動力
決断力
集中力
持続力・忍耐力

分析力・洞察力
独創性・ひらめき
協調性
体力
語学力

外国語が必須の立場にある人でも「語学力」の順位が高いとは限らない点が興味深いですね。外科手術の技能を外国に伝える医師が3位に挙げたのが例外的で、たいてい下位、あるいは外している人も多くいます。


以前勤務していた日系建設企業は1980年くらいから海外進出を積極的に進め、2000年代には多国籍企業と呼べるほどになりました。外国部門では自然と英語が共通語になりました。顧客・管轄官庁・協力会社・労働者が日本語を解さない以上当然です。

弁護士と打ち合わせするとき、総合工程打ち合わせで自社にとって譲れない主張をするとき、英語の能力が足りずにくやしい思いをし、金銭的な損害も生じました。

外国語は体力や弁当と同じで、自分で用意するものだという風潮がありました。重要顧客とゴルフを回りながら信頼関係を築き、外国人部下の結婚式でスピーチをし、仲間と釣りに行く。事務所や現場を出ても英語から逃げられません。

私が英語の学習に力を入れ始めたのも生まれて初めて外国人と仕事の打ち合わせをしたことがきっかけでした(国内線・国際線を問わず初めて飛行機に乗りました)。

「必要」の力は強い。

英語を学習していない人は、おそらく必要がないないからだろうと思っています。