50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2013-09-29 1度目と2度目とは特別

録音教材を数秒流して止め、それを自分で再現する。リプロダクションとして広く知られている練習です。
・流れてくる音声を理解しているかが簡単にバレます
・流れてくる文を通訳できるなら、再現もできるはず
という点で、必要性に説得力がありますね。

通訳訓練としてなら、一度聞いて
「ハイ、どうぞ!」
ですね。

これが実に難しい。丸ごとお経のように憶えるのか、情景を頭の中に焼き付けてそれを元に再現するのか。おそらくこうした精神的働きの合わせ技なのだろうと思います。


同じ部分を2回聞くというぜいたくを許されたとき、1度目と2度目とは特別だと思います。※ 3度以降は「確認」という感じがします。
・1度目は「何を言っているのだ?」ということに注意が向かいます(私の場合)。だれが・なにを・どうした ということですね。
・2度目はどのような表現(語句)を使っているかに(ようやく)注意が向かいます。

1度目で「枠」、2度目で「中身」というところです。1度聞いてこの2つを処理できるようになりたいですね。

一度に聞く長さが短いと簡単です。ほんの少し長くなるだけで増分の二乗に比例するが如く難しくなります。

ま、少しずつ…。

BBC Radio4 の人気番組 More or Less の話し手 Tim Harford が TED に出ていました。
Tim Harford: Trial, error and the God complex