「あー、これができない…」
「ここが弱いな」
「なかなかうまくならないもんだ」
「こんな通訳じゃ、私だったら金払えないよね」
と思うことばかりですね。
ま、それと同時に
「あ、なんとかできた」
「イイんじゃない?」
「以前ならできなかったよね」
ということもあります。
自分の能力を評価するには過大でも過小でもなく、冷静・客観的であることが必要だと思います。通訳学校に通う利点の一つは、講師や仲間たちという「ものさし」があることですね。
もうひとつ心がけているのは、許される範囲でなるべく上級のものに取り組むことです。ダメなら学校が
「下のクラスに行きなさい」
と言ってくれますから、遠慮する必要はないと自分に言い聞かせています。
スポーツなんて自分より強い奴と闘っていかなければ、上に絶対行けませんからね。背伸びは勝利の前提条件です。
太田雄貴(オリンピック招致最終プレゼンター)