インタースクールの講師にはいろいろと貴重な学習のヒントをいただいています。
居酒屋の壁に貼ってある「親父の小言」みたいに後になってしみじみ効いてきます。
そんな金言のひとつが
「英文は主語で始めよ」
According to 、Regarding 、In order to 、Speaking of といった「手垢の付いた」「時間稼ぎの」表現で文章を始めるなという教えです。
どうしてもこう言わざるを得ない場合があるのは認めた上で(同時通訳等)、それでも常に避ける努力をすると良いことがありますよというわけです。
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はい、効き目あります。
・英米の話者はこうした表現で話を始めることはあまりないことに気づきます。書いたものだとぐっと少ない。こうした表現には実質的な意味がないからですね。
・必死に考えるようになります。訳の第一語から重要な意味を出していくので、最も効果的に伝わる文の組み立てを常に意識するんですね。
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その他にも、いかにも翻訳らしい表現を避けるように気をつけています。
日→英
in a xxx manner/way 、not only ... but also など
英→日
~ということ、しばしば など
私だったら、あの人だったら、本当にこう言うかな? という視点は大切だと思います。