隣接した地方自治体で通訳ボランティアの登録をしました。需要が最も多いのが中国語。次いでスペイン語、ベトナム語、タガログ語のようです。ラオ語の通訳がいなくて困っているとか。
英語で登録したので年に2回ほども出番があるかなと思っていたら、登録直後に3件の依頼がありました。どうやら手配していた通訳者の都合が悪くなり、「代打」のようです。バレエや演劇同様、主役のけが・病気はデビューの窓口なのでしょう。
コミュニティ通訳とはいえ、万全の準備をしました。用語集をさらい、着慣れたスーツで出発です。
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現場ならではの気づきがたくさんありますね。
通訳学校の講師がどこかの記事で書いていましたが、かけだし通訳者は基礎の基礎があやういときがあるというのがわかりました。教室での練習では訓練が難しい部分です。
・通訳者であるから、原発言者に成り代わって一人称で話す。
・原発言者が通訳者に対して話したり質問しないよう場をさりげなくコントロールする
・原発言者が話し終わったら間髪を入れず訳出(前を歩く人のかかとを踏む感じに近い)
・迷いは一切見せない
・黒子に徹する
幸いなことに好評をいただけました。
今回は会場の都合で座る位置が最適ではありませんでした。次回はこの教訓も生かします。準備段階から通訳業務は始まっているのですね。