50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2013-04-08 あふれてしまう

原稿を使った同時通訳の練習をしました。

逐次通訳の練習で時間の制約を意識することは難しいですね。練習のたびにストップウォッチで時間を計るのも手間がかかります。

原発言の時間を越えないための練習として同時通訳手法を使いました。目的は原文理解ではなく時間管理なので、英語原稿を目で追って訳します。

発話がやや速くなると追いつかなくなりますね…。訳出を1文字でも少なくする必要がしみじみわかりました。標準的な「です・ます」を使うだけでも時間的な負担を感じますね。

Steve Jobs の Stanford 大学での著名なスピーチの同時通訳(ヴォイスオーヴァー)を YouTube で見つけました。原稿を使って情報をすべて盛り込んでいるのに原発言の呼吸で話しているのがすばらしい。丁寧語を使っていないので式典という場面には適切ではないかもしれませんが、内容の把握と的確な表現はみごとです。

Steve Jobs Stanford University Commencement Speech 大阪弁バージョン

このスピーチの速度は 149wpm 程度ですね。

他の材料で練習してみると、120 だとかなり楽ですが 140 になるとずっと難しくなりました。Jobs のスピーチは内容は追いやすいながらも速度があるので、私の場合しっかりした方策を決めてとりかからないと訳出が聞きづらくなってしまいます。