職業通訳の方のブログを見つけて、練習方法を紹介している記事を読みました。
音声の原稿に目を通して内容がわかってからが練習の本番で、徹底して通訳の技能をさらっていらっしゃいます。
受験時代から各種検定試験など、英語の学習にも「解く」要素がつきまとっています。技能として外国語を使うのですから、解いた後が大切ですね。「わかる」ことを「できる」ことに転換して技能を固定していく必要があります。
これは自分なりにずっと気にしていたことなのですが、それでも通訳課題に取り組むときに「問題解きモード」に近くなってしまっているときがあります。
「ここはできた!」「ここはできなかった…」
というときがあぶない。
この「できた」は、本当の「できた」ではなく、単に和訳・英訳がたまたま「はまった」だけかもしれないんですね。
話者が本当に意図するものは何か。もっと適切で簡潔な表現はないか。異なる言い回しはないか。こうしたことを検討したら、それをふまえてするすると訳出する練習を心がけようと思います。演劇や音楽に通じるところがありますね。
※ 参考になったブログ記事は
片桐美穂子さんの
あなたの人生を10倍豊かにする英語 から
今日の通訳トレーニング です。
片桐さんにはこの場でお礼を申し上げます。