50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2013-03-08 日本語を話す

第二回JAT通訳グループセミナーの質疑応答時間に隣席の男性通訳者が質問したのですが、その日本語の発声がすばらしくて目がハート印になりそうでした。

私も人前で話す機会が多いので話し方・発声には注意してきたつもりですが、この方は数段上です。

やわらかく暖かく、わずかに抑え気味ながらしっかりと通る声。「暖かみ」というのは練習して簡単に身につくものではありません。通訳者としての実力は相当の方だと存じていましたが、声・雰囲気がここまですばらしいとは…。鬼に金棒というのはこういうことなのでしょうね。


別の日のISSインスティテュート「春の特別セミナー」でも同様の体験をしました。柴原早苗さんが 90分間話したのですが、「アー・ウー・ええと」のたぐいは全く発しません。ゼロです。拡声装置を使わずに話しましたが、声量・表現も十分でした。

最後の質疑応答
「日本語の音声面でどのような練習をしていますか」
と質問したところ、
・NHKニュース(日本語)のシャドウィングが役立っている
・家庭内の発話(子を叱る等)でも文法的にまとまった文にする(例:「ホラ、服!」ではなく、「ホラ、服をしまって!」と言う。「服が」と言いかけたら「服が出っぱなし!」としめくくる)

日頃から日本語も商売道具としてしっかり鍛えているのですね。