非対称の話。
通訳訓練を始めようかというときに、次のようなことを考えた方はいらっしゃいませんか。
「(通訳者に)なれるんだったら、いっしょうけんめい努力する」
「でも、なれないのだったらやめておいたほうがいいだろうか」
「見込みがないのだったら、どこかで見切りをつけなければ」
努力しないとなれない。
しかし、努力したからといってなれる保証はない。
左右非対称ですね。
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「いっしょうけんめい努力するから、(通訳者に)してください」
英語の神様や通訳技能の神様がいるとしたら、こうした現世的な取引は好まないのではないかと思います。
うまくいくかそうでないかはわからない。しかし、結果はすべて自分が責任を負うのは確かです。この事実を静かに受け止めて努力を積み重ねていけるのが自信ということなのでしょう。