50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2013-01-13 再現(リプロダクション)が難しい

昨日の授業では英語まるごとの保持ができていないことが改めてはっきりしました。

理解ができれば記憶にとどまるはずなのですが、なかなかうまくいきません。録音が流れてくると頭の中に鮮やかに場面が浮かび、それに関する自分の意見も思いつきます(内容がIR関係でしたので、企業財務の経験の名残でしょうか)。内容を日本語で説明することはできそうですが、原文に忠実な再生はうまくいきませんでした。

2つのトピックがある録音だと、2つ目を聞いていると1つ目が「メモリから押し出されて」しまうような気がして、結局両方とも再生できず。

こうした能力が練習で伸びる速度は個人差が大きいように思うので、自分に合った速度で練習を続けてみます(一度に大量に取り組んでも効果が薄いと思います)。現在は「リーダーの英語」を使って10~15語程度の文章を安定して再現できるよう練習中です。内容によっても保持できる長さが違いますね。

しぶとく練習して、1文を2文に、2文を3文に、と伸びていくといいのですが。

サイマルアカデミーの講師ブログに興味深い記事があります。
リテンション寳閣綾子さん


再現そのものは通訳の結果ではないのですが、日本語だと可能なことが英語では不可能なのは英語を聞いたときの(全般的な)対応能力が不足していためと考えます。ですから労少なく再現ができるようになれば限られた脳内処理能力をより多く言語変換や表現に振り向けることができるのではないでしょうか。