50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2012-11-28 通訳中の姿勢など

通訳学校の授業中では仲間たちの通訳からいろいろと学ぶことできます。
「ああ、うまく簡潔にまとめたな」
「必要な点がすべて出せた」
「着陸点を決めずに始めちゃったな」

狭義の通訳技能(聞く・理解する・保持する・話す)そのものについてはどうのこうの言えるほどわかっているわけではありません。しかし、まずまちがいなく改善できることに気づくことも少なくないですね。

まずは姿勢。ノートを見ようとして前かがみになるのも避けたいのですが、人によっては

・テーブルにひじをついています。
・頭を傾けすぎています。
・髪に触れています。
・腕を組んでいます。

私が顧客だったらちょっと許容しかねるかも…。

そして
・声が小さすぎたり
・「えーっと」が入ったり
・「…最後のところがわからなかったのですが」と付け足したり
(質問は訳出とは明確に分離すべきだと思います)

こうした点は練習で直しやすいところではないでしょうか。少なくとも理解や記憶保持、適切な表現よりはずっと手を付けやすいと思います。

問題というのは気づけばほとんど解決したようなものです。気づかないし、教えてくれる機会が少ないからやっかいなのですね。

ここで学校での授業の良さが出ます。
・どんな受講者にも必ず改善点があり、
・必ず手本になるべき点がある。

自分を鏡で見る機会が少なくても、仲間をよく観察すると学ぶ点は実に多いものです。