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50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2012-08-19 プレゼンテーションの参考書

おすすめのプレゼンテーション参考書があります。

Presentation Skills 201: How to Take It to the Next Level As a Confident, Engaging Presenter
(William R. Steele)

「201」というところがミソで(101 や "for dummy"ではなくて)、ある程度様子がわかった人が読むと大きな進歩のヒントになると思います。

Steve Jobs氏のプレゼンテーションに関する本も読んでみたのですが、包括的な参考書としてはちょっとどうかなと思います。
・著者が Jobs氏に心酔していて、批判的な記述はおろか必要な注意点や補足も見当たらない
・聴衆が Apple Inc. やその製品、またはJobs氏のファンなので、プレゼンテーションの前提が限定されている

いっぽう、Presentation Skills 201 には実用的な解説があり、プレゼンテーションの経験がある人が読むと
「なるほどねぇ」
「そうそう」
と思う部分が多いと思います。たとえば、
・上司が内容を変更するよう要求してきたらどうするか
・他者が制作した PowerPoit を使うときにはどうやって自分のプレゼンテーションとして生き生きと発表するか
・聴衆が疲れていたり時間が「押してきている」ときにはどうするか
など。

「プレゼン本」が書店にあふれる昨今、こんな良い本が和訳されていないのは不思議です。Amazon.com では25人のレビューすべてが☆☆☆☆☆です。すぐれた内容ですから、投票したのは関係者やファンだけではないはずです。

※ 私が読んだのは Kindle 版で、$7.95でした。送料なし・円高で感動的な price/performance ratio でした。