50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2017-08-13 外国の通訳エージェント事情

イカロス出版の「通訳翻訳WEB」のコラムに平松里英さん(日本会議通訳者協会会員)の記事「第5回 海外のエージェントについて」が掲載されました。 なんとなく気になる海外顧客・海外エージェントについて実際の体験から貴重な情報を公開していらっしゃいま…

2017-08-10 折りたたみキーボード(タブレット用)

通訳者として初めての仕事(2014-03)に出る直前にタブレットを購入しました。スマートフォンを使っていないので出先での調べものや資料確認用です。 当時人気だった Google の Nexus7 に OCN One(定額LTE)を組み合わせました。 早いもので3年半が経過し…

2017-08-09 ブログ紹介(ベテラン通訳者への道)

通訳者のブログをご紹介します。最近始まったばかりのようです。 Eri Chiba さんの「ベテラン通訳者への道」 通訳学校で講師もしていらっしゃるようです。学習についての記事もあるので多くの方にとって得るもののあるブログではないかと感じます。 Eri Chiba…

2017-08-07 境界を広げる(快適な場所から少し踏み出してみる)

知っている人たちとなじみの場所で好きなものを飲んだり食べたり…。これは実に安心で楽しい。私にとっても大切な時間の過ごし方のひとつ。 それと同様に大切にしたいのが自分の行動や知識・経験の範囲を少し広げてみること。 通訳の道に踏み出すとき、時間的…

2017-08-03 短距離走

通訳という仕事は、現場に出てしまえば短距離走。スプリント。位置について。用意。さあ。抜群の走りをしても転んでしまっても、時間が経てば必ず終わります。 企業内部の会議で通訳をすると、終わったときの足取りはどうしても軽くなります。自分の通訳の出…

2017-07-29 誠実に・バー上げ

どれだけ誠実に訳せるか。毎回の通訳が試験というか、試練だと感じています。表面の言葉の流れが良くて心地よく聞こえる訳でも、原文から微妙にずれていては価値がありません。かといって聞いたときにゴツゴツしていたり早口に過ぎたりするのでは伝わりませ…

2017-07-27 ブルガリア料理

東京駅八重洲口近くには南インド料理店が3軒。ダバ・インディア、ダクシン、エリックサウスです。 この周辺で昼食にすると上記3店が候補になるのですが、先日はブルガリア料理の「ソフィア」に初めて行ってみました。ダクシンと同じビルなので南インド料理…

2017-07-27 表面上順調なときには

ものごとが順調に運んでいるときにはもちろん喜ぶべきですし感謝するときでもあります。 しかし、 好事魔多し というのもかなり真実かと思います。 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しから…

2017-07-26 疲れをためないように

二週間で3回新幹線で往復しました。荷物を持っての移動で少しずつ疲れますね。おまけに暑い…。 意識して休むようにして、いつもの川辺の散歩も早朝だけにしました。そもそも川の水が干上がっています…。 疲れる前に休むのが必要な歳になってきたことを忘れ…

2017-07-25 英語(外国語)の運用能力

通訳学校に通っていたとき、講師の訳をノートしたことは3年間で1回だったと記憶しています。「ああ、その手がありましたか」と思ったとき。 通訳訓練課程で講師の訳例を聞いてせっせとノートしているようでは危ういと思うんですね。とっさに出てこなくても…

2017-07-22 出張

当日移動だと少し無理がある場所に2週間で3往復しました。交通費と宿泊費とでかなりの額になりましたが、それでも発注していただいたのをありがたく思います。 うれしいことに友人の居住地でしたので、納涼タイ料理の会にしました。通訳仲間も1人引っ張っ…

2017-07-18 接客業としての通訳

どのような仕事にも顧客がいます。製造ライン勤務なら最終顧客までの距離は遠いかもしれませんが、次工程や品質管理部門、あるいは上司が自分にとっての「客」ともいえますね。通訳者だと顧客との距離はずっと近くなります。隣やテーブルの向こうにいること…

2017-07-17 フリーランス通訳者の報酬

日本会議通訳者協会の理事・副会長の大竹純子さんの記事をご紹介します。 通訳の収入、ギャラの鍵を握るのはフリーランスの経験年数(マルナゲ 個人事業主クローズアップメディア 特集) ▼同協会の活動に私もいろいろとかかわっていますが、大竹さんをはじめ…

2017-07-13 少しずつ

最近異なった場面で複数の方から「声がいいですね」と言っていただきました。 日本語で話していたときのことです。 そういえば最近やや広い会議室でマイクロフォンなしの逐次訳でも楽に声が出ていた気がします。 緊張するとのどが詰まる感触があり、声の響き…

2017-07-12 そこが聞きたい

通訳業務中の聞き取り・訳出は一定に運ぶものではありません。流れが良いときもありますし、難しいときもあります。 そして、英語を日常使う顧客が通訳者を使うとすれば、そうした「山場」で苦労したり不明瞭な点を残したくないから。 その日の通訳業務や通…

2017-07-10 買う側は常に高いと思うもの

通訳者が手にする報酬を仮に 40,000円としましょうか。終日同時通訳だと3人ですから 120,000円。仮設ブースの設置はいくらでしょうか。通訳機材エンジニアが1人終日駐在するとして 30,000円に仮設ブースと送信コンソールで 20,000円としておきましょう。 …

2017-07-07 仕事のご褒美は仕事(2)

同時通訳の受信機を数十ほども使う会議で3日間同時通訳でした。いやー、よくしゃべった…。 このような仕事をすると経歴書に「会議通訳」として書けるのでしょう。 仮設ブースが立派で快適でした。強制換気・LED照明・高級ヘッドフォン(使いませんでした…

2017-07-06 生の迫力--イケてる通訳者

「心の中に『イケてる通訳者像』を持て」と思っています。実在する人間ではなくても、心に「そのときの理想像」があれば自分の訳出を評価したり学習の方針を考えたりできるはずだと思っています。 しかし。 しばらく前に「イケてる通訳」を聞く機会があり、…

2017-07-01 主体性はあったのか

ブログ「定年からの通訳デビュー」でモコちゃんパパさんが 実態は流されているだけみたいなものなのですが と書いていらっしゃいます。 この感覚、とてもよくわかる気がします。仕事の打診があれば断らず、その他のことも誘いがあれば赴いてみる。私の場合通…

2017-06-30 自営業者は孤独か

通訳を本業にする前に勤務していた企業では社員はほとんど「ファミリー」でした。特に冠婚葬祭がそうですね。結婚式でも葬儀でも善意の動員ですぐに手伝いの人が集まります。ときには上司から号令が下ります。「それは勤務ですか(No と言えるのですか・残業…

2017-06-24 色とりどりの一週間

通訳の仕事を始めた 2014年 に比べると最近の日々は彩(いろどり)が豊かになったと感じます。おそらく次の二つの面があるのでしょう。・仕事の種類や内容が多様になった。・通訳者が経験を積むにしたがって状況の分析や話の理解が深くなった。 「ああ、さっ…

2017-06-22 どきどき--信頼に応える

以前に一度だけ組んだ通訳者さんから代役の依頼がありました。ほれぼれするような訳を出す方だったのでかなり重圧を感じたのですが、これも何かの縁と引き受けました。 なんとか無事に収まり、お客様にも満足していただいたようです。 ほっ…。 自分からエー…

2017-06-20 通訳のノート(メモ)

通訳の学習を始めたときには、あまりノートのことを考えないでいいと思うんですね。 通訳は書き取りの試験ではありません。 ノートを取るのなら、「今書き留めたことは実際の訳出にどう役立ったのか」ということを考えることも必要ではないでしょうか。 つま…

2017-06-19 自分一人でできたわけではない

丸の内や汐留、新宿にあるガラスと鉄との高層ビル。そこにある役員大会議室や応接室、場合によっては同時通訳装置完備の会議室。 そんなところに座ってイヤフォンを耳に入れ、マイクロフォンに向かって音声を出す日も多くなりました。 そして週一回は出身の…

2017-06-15 じゃーん

お友達の自宅ですが、なぜか食器がたくさんそろっている…。 遊びに来た人はなぜかチャイのカップを8組も持参しているし…。

2017-06-14 次は、盛り付け

いい感じです。 時計の11時から時計周りに、ラッサム(粒の黒こしょう入りトマトスープ)ダル(ひきわり豆のカレー)サンバル(豆と野菜のカレー、この日はタマリンドで酸味を加える)カジキマグロのミーンモリー(ヨーグルトカレー)チキンチェティナード(…

2017-06-13 最初は、鍋

いいにおいのする鍋が並びます。鍋の横にはサブジ(野菜とココナツの炒め)とアヴィアル(野菜のココナツ・ヨーグルト煮)とが…。

2017-06-10 業務関連知識

通訳にあたっての知識にはいろいろなものがあるでしょうね。文化・歴史・科学・技術・過去の経緯・組織・政治など、挙げていったらいくらでも。 これは起点言語(the source language)と目的言語(the target language)との運用能力と対比して語られるべき…

2017-06-09 今日こそ「その日」かもしれない

「今日の仕事はだいじょうぶ」と思って不安なしに現場に出向いたことは1日としてありません。 前日や当日の朝は「今日こそ通訳者として息の根が止まる日になるんじゃないか」と思っています。話者の音声が聞き取れなかったり(米国南部やニュージーランド、…

2017-06-08 通訳ノート--永田小絵さん

以前に中国語の学習を始めたとき(2004)に永田小絵さんのサイト「日華翻訳雑誌」を見つけました。当時は私は通訳の道を志すとは夢にも思っていなかったので、「きっとありがたいことが書いてあるに違いない」とは思いましたが、あまり読み込むということは…

2017-06-06 ちょっとしたスリランカ料理ブーム

神奈川県中東部~西部には東京都に比べてこれといったインド料理店・ネパール料理店が少ないのですが、スリランカ料理には恵まれています。 シナモンガーデン 大和市(小田急江ノ島線「南林間」) キングライオン 川崎市高津区(東急田園都市線・JR南武線…

2017-06-05 たまねぎ

「そうか、こういうことなのか」と仕事や練習の手がかりをつかんだ気になるときがあります。 私の例だと、通訳学校の修了試験。(2015-12-28 準備はできている) 心の中の「矢印」が・内側(問題にしっかり答えなければ)から・外側(通訳が必要な人に伝えて…

2017-06-04 少しは進歩するものだ

通訳の練習をしたり現場に出るときに強迫観念のようなものを感じてきました。「通訳技能は練習や実践では伸びないのではないか」 その理由は周囲にいる「鮮やかな訳を出す通訳者たち」の存在です。民間の通訳養成機関インタースクール東京校のプロ速成科(20…

2017-05-30 良いことがありました

大変お世話になり、勇気づけていただいたことのある方に思いもかけない場所であいさつされてしまいました。 こんなこともあるのだなあ。 この方の「あのときの一言」も私が通訳者になった要素の大切なひとつ。 ▼仕事の後に密かに反省するのはいいんですが、…

2017-05-25 仕事の借りは仕事で返そう

訳出をしながら資料や自分で準備した訳原稿に目を走らせようとして「落ちそうになった」ことがありました。「(原稿のどこだっけと)探す」のはうまくいきません。 似たような仕事を久々にしましたが、今回は優先度をはっきりさせ、「かならず耳で取れる」「…

2017-05-21 良い出会いばかり

いままで500日あまり通訳の現場に出てきました。ほとんどすべてエージェントを介したフリーランス契約、つまり顧客が通訳サービスを購入し、それを提供するのがたまたま私だった、という業務です(指名をいただいたこともありますが)。契約社員や派遣社員と…

2017-05-19 通訳者・翻訳者の子育て

イカロス出版の「通訳翻訳WEB」に新しい連載が始まります。 通訳者・翻訳者の子育て 第一回は通訳者であり日本会議通訳者協会理事の岩瀬かずみさんの寄稿です。 岩瀬さんとは同協会の理事会で何度かお話をする機会がありました。優秀で経験豊かな通訳者であ…

2017-05-18 心にノートを

以前に逐次通訳を2名体制で担当したことがありました(終日の長時間だったので)。そのときの同席通訳者さん、ノートをほとんど取らない。じっと聞いて、実に正確に訳出していきます。ノートの量は5時間でA4の大きさ2面くらいでしょうか。 寳閣綾子さん…

2017-05-16 足りないところを補う

通訳の業務をしていくと、仕事自体が訓練になるのも真実です。しかし、「試合」だけでは強化しづらい機能もあるはず。 通訳業務提供という「販売」に対応する「仕入れ」として考えられるのがしっかりとした日本語と英語とではないかと思います。通訳技能は仕…

2017-05-15 少し追われ気味

大量の資料が送られてきて綿密に準備する必要のある業務が続きます。以前は少し間隔があったのですが、今年の4月以降少し続いています。 それに加えて通訳学校の講師に日本会議通訳者協会の事務。 通訳者ののどかな春が終わって厳しい夏になったかのようで…

2017-05-14 ビリヤニの作り方・学習の基本

通訳には様々な要素がかかわります。基礎学習から業務中に下す瞬時の判断まで、また、業務受託者としてのふるまいなど。 大澤孝将さんが南アジアの名物米料理「ビリヤニ」の作り方を公開していらっしゃいますが、記述の最後の部分に胸を突かれました。 すぐ…

2017-05-04 標準偏差(Excel 関数)

今年(2017年)になってから毎月の受注高が安定傾向を示しています。 2015年・2016年にはかなり乱高下がありました。 マイクロソフト・エクセルの関数でばらつきを数値化してみましょう。 1月~5月(見込)の範囲で月別売上額の標準偏差を求めました。 201…

2017-05-03 通訳者が仕事を得るには

マーケティングだ、自分ならではの強みだ、他人が参入してこない分野だ、等いろいろな声もありますが、通訳者として仕事を安定して取っていくには ・顧客の期待を裏切らない・エージェントの期待を裏切らない・同席通訳者の期待を裏切らない ことが第一だと…

2017-05-02 南アジア料理部--パキスタン編

パキスタン料理を看板にしている店が少しずつ増えています。 本場は富山県射水市と埼玉県八潮市。パキスタン料理愛好者には「イミズスタン」「ヤシオスタン」と呼ばれているとか。 日本でいう「カレー」もあるのですが、香辛料の配合がインド各地のものとは…

2017-05-01 高地トレーニングあるいは鉄げた

内容の把握が難しい逐次を経験したことがあります。一区切りが長いこともあってなかなか苦しかった記憶が…。 興味深いことにその翌日に The Economist を目で追って再現する「読みリプロダクション」をしたところ、記憶できる分量が確実に増えています。 高…

2017-04-30 一点突破

通訳や通訳学習の経験が皆無の状態から5年で通訳学校の通訳養成課程で講師をするようになりました。もっと短い時間だった方もいるでしょうし、もっと時間がかかった方もいるでしょう。 学習を始めたときに50歳10か月だった年齢を考えると比較的短い時間…

2017-04-29 初めてのこと

いままで通訳の現場に出るとき、他の通訳者はすべて私よりも経験の長い人たちでした。それも年数が数倍という単位で。それがどうしたことでしょう。先日は私の後に仕事を始めた人といっしょになりました。やはり3年も仕事をしているとこういうこともあるの…

2017-04-25 追われる同時通訳

発話数の多い会議でひたすら同時通訳をすると途中で集中力が途切れかけます。終わったらなんだか頭の芯がじんわりします。訳を聞かされる顧客も大変だろうと思いつつ…。 ▼たまには空に浮かんで仕事。ビルの床や壁が透明だったら怖いだろーなー。 ネパールの…

2017-04-23 通訳学校の春

受講者も講師も通訳の徒。 心を使って取り組めば、必ず何かが起こる。 毎回の景色ですが、来るたびに私の置かれている状況も取り組んでいることも少しずつ違う。

2017-04-22 通訳学校に通うにあたり--5 ノート注意報

ISSインスティテュート・インタースクール・サイマルアカデミー等の講師が共に懸念を表していることがあります(各校の講師が雑誌記事等で述べている内容から)。 ノートのとりすぎ いや、正しくは「聞き取りの書き取り試験化」でしょうか。 ▼私がとやか…