50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2018-06-25 経営指標

2018-06-04 通訳業務記録ファイル という記事でどのように業務を記録しているかを書きました。 売上を以下の3種に分解しておいてよかったと思います。 1 通訳報酬(通訳そのものの対価)2 各種手当(拘束時間や不便さの対価:日当・移動手当など)3 実費…

2018-06-24 平常心で

新しい分野や顧客、通訳形態を経験しつつあります。事前の身が引き締まる思いと終わったときの安堵感とが目まぐるしくやってきます。 こういうときこそ落ち着いて丁寧に、与えられた仕事にいつものように取り組むべきですね。話者が重要人物だったり場面が大…

2018-06-21 パナガイドを集音に使う

簡易同時通訳用の機器として日本では事実上標準のパナガイド。通訳者は送信にだけ使うことが多いのですが、集音に使うという手もあります。 たとえば会議室に参加者が10人。「コ」の字や「ロ」の字にテーブルを並べて参加者が着席すると通訳者から遠い人が…

2018-06-20 飛行時間と手術件数と

飛行機の操縦技能の客観的な指標は飛行時間だそうです。百時間の新米の技能は千時間の経験とは歴然と違う。 外科手術の件数も同様だと聞きました。天皇の心臓手術をした天馬篤さんにとっては年間四百から五百例が標準で、1日1例が最低ラインだと述べていま…

2018-06-19 健康の大切さ

大人気ブログ「定年からの通訳デビュー」の著者モコちゃんパパさんが朝起きられなかったとのこと。幸いすぐに回復されたようです。 私にとっても他人事ではありませんでした。十分に睡眠をとるようにしていたのですが、一昨日は夕食後に資料を読もうと思った…

2018-06-17 常に動態

今年6月にもいろいろと新しい経験をしました。 業務件数 6月の業務件数は25件。月間最多を更新し、月間売り上げはいままでで2位。同日に複数業務が常態となった月でした。 元請 外国の顧客から直接受注し、通訳者チームを組んで対応しました。手配・支払い…

2018-06-15 同時通訳グランプリ 盛会

日本で唯一の同時通訳コンテスト「第一回同時通訳グランプリ」の本選大会が無事に完結しました。 第1回 同時通訳グランプリ 結果発表 特別審査員に原不二子さん・鶴田知佳子さん(米朝首脳会談のテレビ報道で同時通訳をされていましたね)を招くことができま…

2018-06-08 複数エージェント登録

急に現場に出られなくなった通訳者・休暇を取る通訳者の代わりに仕事に入る形で新しい通訳エージェントに登録してきました。 そうしてわかったことがいくつかあります。 エージェントの成り立ち(歴史)によって客筋が違う。大手通訳エージェントには会議通…

2018-06-06 果報者

いままで600以上の通訳現場に出てきましたが、すべて「ぜひまたこの現場を担当したい」と思うものばかりです。難しかったり冷や汗をかいたり、苦い思い(主に反省点から)をすることはあります。しかし「もうこの現場はいやだな」と感じたことはありませ…

2018-06-05 質も量も

2018年06月の業務予定が6月01日の時点でほぼすべて埋まりました。 こうしたことは初めてです。今までは月が始まってからその月の仕事の照会が来ることも多かったのです。 今年は数か月先の予定もほどよく入って月別の棒グラフがなかなか良い形です。 青の棒…

2018-06-04 通訳業務記録ファイル

年度末に翌年の事業計画を立てます。年間売り上げと経験したい通訳業務を簡単に書き出す程度です。2017年は無事に達成しました。 2018年の売り上げ目標は仕事に出たい日数 × 年度内で実現したい単価で計算しました。前年比 30% 増というやや強気の数字です。…

2018-06-03 通訳学校で教えてもらっていないこと--日本語始点の通訳

こんな場面を想像してください。 多国籍訪日団が施設を視察します。日英・日中・日露と通訳者は3名。簡易機器(パナガイド)で送信します。 さて、視察が終わって質疑応答の場面。中国からの訪問者が質問し、日中通訳者が逐次で質問の日本語訳をします。日…

2018-05-29 日本通訳フォーラム2018

今年の日本通訳フォーラムは3トラック並行開催というすごいことになってます。 理事や運営委員は大車輪の活躍で鋭意準備中。 過去3回すべてチケットが売り切れていますので、参加したい方は早めに申し込んだほうがよさそうです(最近通訳現場でパートナー…

2018-05-28 いろいろな仕事--身体的要求度の高いもの

通訳者の仕事場にはいろいろあります。どのような仕事を中心にしているかでも大きく違います。企業のIR担当者と共に世界を回るのが中心の人もいますし(年間のホテル泊が簡単に 150 を超える)、港区・千代田区・中央区のオフィスビルの中だけで仕事をして…

2018-05-27 よい機会

出身通訳学校系列以外の通訳エージェントとのおつきあいは通訳者の紹介によるものばかりでした。 そうした通訳者と出会うのは現場が主ですが、それ以外にも日本会議通訳者協会や日本翻訳者協会(JAT)のイベントでも知り合っています。 自ら動くと出会う確率…

2018-05-23 仲間に会う

いろいろと事情があり、本来入らない予定だった業務に入れてもらったら通訳学校で同じクラスにいた方と一緒になりました。修了してからもう3年。 元気で活躍していらっしゃる。こうして同じ現場に立てるのも本当にありがたい(文字どおり「有るのが難い」こ…

2018-05-21 過剰に反応しない

商売をしているといろいろなことが起こります。「それはちょっとひどくはないですか?」ということもないわけではない。 そうしたときにすぐ反応せず、まず一息入れることに慣れてきました。 先日も「商いの道として、それはないでしょう…」というような事態…

2018-05-19 通訳はサービス業

そりゃそうです。物品を売っているわけではありません。求めに応じて役務を提供し、報酬を得ています。 フリーランス通訳者として役務を提供するのですから、労働法が整備される前の工場労働者にも似て「ケガと弁当は自分持ち」です。 □月△日に〇〇という場…

2018-05-17 山あり谷あり

すっきりと晴れた青空のような気持ちで現場を後にすることはなかなかないですね。 ・あそこがいまひとつだった…・ちょっと理解が足りなかったのではないか・あっちのほうの意味だったのかも…・もっと抑え気味の表現でよかったな かなり重圧を感じていた業務…

2018-05-13 インド英語攻略法

IT関連の通訳だと話者にインド人が入る割合がかなり高いと思います。インド人の英語には日本人通訳者にとって難しくなる要素が多いですね…。 物心ついたときから使っている準ネイティブスピーカーが多い。そのため自信満々でどんどん話す。 インドの諸言語が…

2018-05-12 両方を知るから

フリーランスの通訳業が本当に楽しく、自分に合っていると日々実感しています。ありがたいことです。 企業勤務経験が長かったこともその理由の一つかもしれません。対照的な世界を体験したからこそ両方の良いところが自分なりにわかる気がします。 毎日違う…

2018-05-11 逐次月間

昨年末から同時通訳の割合が 50% を超えていたのですが、最近になって逐次通訳の仕事が重なっています。電話会議や訪問に伴う通訳、公聴会など、本質的に逐次が標準という業務です。 経験した方ならわかると思いますが、改まった席での逐次通訳はなかなかに…

2018-05-08 so と and とをやめよう

まるちゃんが 日本人はso so 星人?(まるちゃん通訳勉強記 2017-06-16) という記事を書いていたのを思い出しました。英語で話すたびに文を and で始める癖を録画素材で聞いたからです。And の第一の役割は等位接続詞。この基本を思い出すと不要な and がな…

2018-05-07 通訳者が仕事をする環境

ときどき「保険」として通訳者を手配するお客さんもいます。英語を使わない人がいるかもしれない・来るかもしれないから通訳者を置いておこう、というときですね。 今までに何度かこうした業務もありました。かなり出番が多かったときもありますし、控えてい…

2018-05-06 カレールウと油脂

基本的なスパイスを使ってインド料理を作っています。同じものを3回ほど続けて作って勘を養い、別の調理に移っています。今は本当に良い時代で、各種の公開動画で作り方が実によくわかります。 いくつか気づいたことがあります。 ・あまりスパイスを前面に…

2018-05-05 同時通訳練習法

定期的に担当する同時通訳では話者が話す速度がかなりのもので、どのように対処するかいろいろと考えて練習をしてきました。その他によく担当する現場でも同様に速さがまず第一の課題となっていたので・遅れず・訳出は完結した文で・あわてている気配を消し…

2018-05-02 ドーサやビリヤニが多摩地区で

なんと東京都日野市にケバブビリヤニの支店ができています。 それも中央線日野駅近くのイオンモール多摩平の森、フードコートに! 「アナス ドーサ ビリヤニ」 curry field さんのブログ「ふぃ~るどわ~く」の記事をどうぞ。 ビリヤニ・グループの大冒険 / …

2018-05-01 「続けていれば」「前に進んでいれば」の落とし穴

昨日に引用したインタースクールの講師には他にもいくつか記憶に残る言葉をかけてもらっています。 (定年後の)小遣い稼ぎではなく、堂々とした通訳者人生を送るのなら(以下略) 「目先のこと(通訳学校で進級する等)ではなく、もっと先を見て努力せよ」…

2018-04-30 競争は常にそこにある

競争はそこここに常に生じています。 たとえば、通訳を志望する人が「どの通訳学校に通おうかな」と考え始めた瞬間に各通訳学校は選択の対象になります。 選択がある限り競争が存在します。 通訳学校は自らの特徴をなんとかして効果的に伝えようとし、受講者…

2018-04-27 通訳者と手袋

講習会の通訳は好きな仕事のひとつです。いろいろな幸運に恵まれてきましたが、初めての本格的な講習も非常に良い条件で経験できました。もう数年前のことです。以前に自分で研究した内容で、講師も同席通訳者もとても親しみやすい人でした。同じ内容で複数…