通訳学校に通うなら、以下のことはおすすめです。通訳者としてとても良い習慣ですし、講師のおぼえもめでたくなります。
- 教室には早めに到着する。通訳者に遅刻は許されません。あたふたと入ってくる受講生を見ると、講師は
「この人は通訳現場でもこうなのだろうな」
と思います。事情があるなら前もって伝え、他の受講者の迷惑にならないように。 - 訳出は大きな声で。目安は教室の隅々で楽に聞き取れる程度。自信を持った声を出す習慣は通訳技能が上達した後で急に身に付くものではありません。常に「お客様に聞かせる声」を出しましょう。
- 訳文ははっきりと最後まで言い切りましょう。わからなくなったらわかるところまでで文章を終わらせる。
「…じゃないかと思うんですが」
「…でいいですか」
とごにょごにょと付け加えないこと。訳の改善にはなりません。 - 他の受講生が訳で詰まった場合に「私はわかります」とばかりに小声で訳を口に出さないように。1回に発言する人は1人。原則は「求められたら発言する」です。言いたいことがあれば手を挙げて許可を求めると印象は非常に良くなりますよ。
▼
ギターを弾く通訳者 丸尾一平さんのライブ。Clutch Players のお二人(ベース・ドラムス)も実に芸達者ですばらしい演奏です。池袋「Free Flow Ranch」にて。食べ物もおいしい。